2019年に入り200g未満のドローン DJI Mavic Miniが発表され話題になりました。調べた限り200g未満のドローン(トイドローン)はほかにもあるようです。スペックを比較し、Mavic Miniとほかの機種で何が違うのか明確にしていきたいと思います。
比較してみるとMavic Miniだけほかの機体より価格が2倍以上するのでスペックが違う予感がします。
公式サイトのスペック表を見て納得なのですが、Mavic Miniは細かいところまでスペックが記載されてました。
スペックを比較しててよく感じるんですが、自信がないスペックは表記しない傾向があります。※Apple製品のように例外はあります。
そういった意味ではDJI Mavic Miniは他のトイドローンより高性能でその自信が公式サイトのスペック一覧にも表れているように感じます。
コメントは表の下に続きます。
HS120D(Holy Stone) | Ryze Tech Tello | DJI Mavic Mini | |
発売日 | 2019/4/19 | 2018/1 | 2019/11/15 |
価格 | \19,990 @amazon | \12,873 @amazon | \46,200 @amazon |
サイズ | 270x270x120mm | 98×92.5×41 mm | 折りたたんだ状態: 140×82×57 mm 展開時: 160×202×55 mm 展開時(プロペラあり): 245×290×55 mm |
重さ | 198g (機体とバッテリー1個、カメラ装着なし) | 約80g (プロペラとバッテリー含む) | 249g / 199g(日本) |
飛行距離 | 約300m(干渉なし、障害物なし) | 100m | モデル MR1SS5 5.8 GHz:4000 m (FCC); 2500 m (SRRC) モデル MR1SD25 2.4 GHz:2000 m (MIC(日本)/CE) 5.8 GHz:500 m (CE) |
飛行高度 | 約120メートル(干渉なし、障害物なし) | 30m | 3000m |
飛行時間 | 約16分 | 13分 | 30分(無風で14km/hの速度で飛行時に測定) 18分(日本向け)(無風で12km/hの速度で飛行時に測定) |
最大風圧抵抗 | 不明 | 不明 | 8m/s(スケール4) |
バッテリー容量 | 7.4V 1200mAh | 3.8V 1100mAh | インテリジェントフライトバッテリー 7.2V 2400mAh Li-ion 2S インテリジェントフライトバッテリー 7.6V 1100mAh LiPo 2S |
WiFi | Wifi 2.4GHz | 2.4 GHz 802.11n Wi-Fi | 拡張Wi-Fi |
GPS | あり | なし | あり |
ライブビュー距離 | 150m(干渉なし、障害物なし) | 30m | モデル MR1SS5 5.8 GHz:4000 m (FCC); 2500 m (SRRC) モデル MR1SD25 2.4 GHz:2000 m (MIC(日本)/CE) 5.8 GHz:500 m (CE) |
ジンバル | なし | なし | あり |
FOV | 120° | 82.6° | 83° |
カメラセンサー | 不明 | 不明 | 1/2.3インチCMOS 有効画素数:12 MP |
ライブプレビュー | 720p | 720p | 720p30 4Mbps |
写真 | 720p jpeg (スマホ側) 1080p jpeg(MicroSD) | 5MP(2592×1936) | 4:3:4000×3000 16:9: 4000×2250 |
動画 | 720p25 MP4(スマホ側) 1080p25 avi(MicroSD) | 720p30 | 2.7K:2720×1530 25/30fps FHD:1080p 25/30/50/60fps 最大ビットレート 40 Mbps |
比較してみて感じたのはサイズ、飛行距離、撮れる動画すべてにおいてMavic Miniは別次元と感じました。
普段利用しているバックに入れて持ち運べるのはTelloかMavic Miniだと思います。
Tello >> Mavic Min >> HS120D
飛行可能距離はMavic Miniだけ1桁違います。
Mavic Mini >> HS120D > Tello
動画品質に関してはMavic Mini が最大2.7K30、 HS120Dが1080p30、Telloが720p30です。同じFullHDでもMavic Miniは60fpsで撮影できるので別格なことがわかります。
Mavic Mini >> HS120D >> Tello
そしてMavic Mini唯一無二なのはジンバル搭載です。
DJIはDJI OSMO POCKETでジンバルの小型化をアピールしましたが、個人的には小型化ジンバルの恩恵はMavic Miniのほうが感じました。
他の機種についてですが、スペック上はMavic Miniに負けていますが、それぞれ唯一無二の機能があります。
Ryze Tech Telloは超小型サイズでありながらHD30Pのしっかりした動画を撮れる点が唯一無二です。Mavic Miniよりも屋内での撮影はこちらのほうが適していると感じました。
Holy StoneのHS120DはMavic Miniの半額ながらスペックはしっかりしています。自分からある程度見える範囲で飛ばすのが目的であればMavic Miniと大差ないパフォーマンスとなります。またレンズの画角が超広角120°というところが唯一無二でほかの機種にはありません。