2020年7月29日(水) にα7S IIIが発表され、8月4日(火)の10時から予約販売開始で発売日は10月9日です。最近発表されたEOS R6と比較し、動画撮影機として強い部分をまとめられればと思ってます。
まとめを先にお伝えすると、
α7S IIIは動画撮影に特化した夜遊び最強カメラです。
EOS R6は写真・動画どちらも強い二天一流カメラです。
特徴として大きいのは以下です。
- α7S IIIは4K120p 1200Mbpsに対応
- α7S IIIはCFexpress Card TYPE Aに対応
- α7S IIIは拡張最高ISO感度409600や15+ストップのダイナミックレンジ
- EOS R6は4K60p 340Mbpsに対応
- EOS R6は電子シャッター:最高約20コマ/秒の連続撮影が可能
- α7S III、EOS R6どちらもバリアングル式モニター
- α7S III、EOS R6の有効画素数はそれぞれ約1210万、2010万と画素数少なめで処理が軽く暗所に強い
a7iii | a7siii | EOS R6 | |
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価格 | 229,880円 税抜 | 市場想定価格 409,000円 | 最安価格(税込): ¥301,950 @価格 |
サイズ | 126.9x 95.6x 73.7mm | 約128.9 x 96.9 x 80.8mm、約128.9 x 96.9 x 69.7mm (グリップからモニターまで) | 約138.4(幅)×97.5(高さ)×88.4(奥行)mm |
重さ | 650g (SD, バッテリー込) 565g (本体のみ) | 699g (SD, バッテリー込) 614g (本体のみ) | 約680g(バッテリー、カードを含む)/約598g(本体のみ) |
記録媒体 | メモリースティック PRO デュオ、メモリースティック PRO-HG デュオ、メモリースティック マイクロ(M2)、SDメモリーカード、SDHCメモリーカード(UHS-I /II対応)、SDXCメモリーカード(UHS-I /II対応)、microSD メモリーカード、microSDHC メモリーカード、microSDXC メモリーカード | SDメモリーカード、SDHCメモリーカード (UHS-I/II対応)、SDXCメモリーカード (UHS-I/II対応)、CFexpress Type Aカード | SD/SDHC/SDXCメモリーカード(UHS-II、UHS-I対応) |
レンズマウント | ソニーEマウントレンズ | ソニーEマウントレンズ | キヤノンRFマウント |
ISO感度 | 静止画撮影時:ISO100-51200(拡張:下限ISO50、上限ISO204800)、AUTO (ISO100-12800、上限/下限設定可能) 動画撮影時:ISO100-51200相当(拡張:上限ISO102400)、AUTO(ISO100-12800相当、上限/下限設定可能) | 静止画撮影時:ISO80-102400(拡張:下限ISO40、上限ISO409600) 動画撮影時:ISO80-102400相当(拡張:上限ISO409600) | [静止画撮影]:常用ISO感度:ISO100~102400(1/3、1段ステップ) 拡張ISO感度(相当):L(50)、H(204800) ※ [高輝度側・階調優先]設定時のISO感度設定は、200~102400 ※ HDRモードおよびHDR PQ撮影時は拡張ISOの設定はできない [動画撮影]:常用ISO感度:ISO100~25600(1/3、1段ステップ) 拡張ISO感度(相当):H(51200/102400/204800) ※ [高輝度側・階調優先]設定時のISO感度設定は、200~25600 ※ HDR動画およびHDR PQ動画撮影時は拡張ISOの設定はできない ※ ハイフレームレート動画、タイムラプス動画撮影時は設定範囲が異なる |
撮像素子 | 35mmフルサイズ(35.6×23.8mm) ExmorR CMOSセンサー | 35mmフルサイズ (35.6 x 23.8mm)、Exmor R CMOSセンサー | 35mmフルサイズ(35.9×23.9mm) CMOSセンサー |
カメラ有効画素数 / 総画素数 | 約2,420万画素 / 約2,530万画素 | 約1210万画素 / 約1290万画素 | 最大約2010万画素 |
記録画素数 (静止画) | 記録画素数(縦横比3:2) 35mmフルサイズ時 Lサイズ:6000 x 4000 (24M)、Mサイズ:3936 x 2624 (10M)、Sサイズ:3008 x 2000 (6.0M) APS-C時 Lサイズ:3936 x 2624 (10M)、Mサイズ:3008 x 2000 (6.0M)、Sサイズ:1968 x 1312 (2.6M) 記録画素数(縦横比16:9) 35mmフルサイズ時 Lサイズ:6000 x 3376 (20M)、Mサイズ:3936 x 2216 (8.7M)、Sサイズ:3008 x 1688 (5.1M) APS-C時 Lサイズ:3936 x 2216 (8.7M)、Mサイズ:3008 x 1688 (5.1M)、Sサイズ:1968 x 1112 (2.2M) | 35mmフルサイズ時 Lサイズ: 4240 x 2832 (12M)、Mサイズ: 2768 x 1848 (5.1M)、Sサイズ:2128 x 1416 (3.0M) APS-C時 Lサイズ: 2768 x 1848 (5.1M)、Mサイズ: 2128 x 1416 (3.0M)、Sサイズ: 1376 x 920 (1.3M) | L(ラージ) :約2000万(5472×3648)画素 M(ミドル):約890万(3648×2432)画素 S1(スモール1):約500万(2736×1824)画素 S2(スモール2):約380万(2400×1600)画素 RAW(ロウ) :約2000万(5472×3648)画素 C-RAW :約2000万(5472×3648)画素 ※ 1万の位を四捨五入した値 ※ アスペクト比 3:2(フルサイズ)設定時の値 ※ RAW/C-RAWは、「3:2」の画像を生成して、設定したアスペクト比情報を画像に付加、JPEGは、設定したアスペクト比の画像を生成 |
動画フォーマット | XAVC S: MPEG-4 AVC/H.264 AVCHD: MPEG-4 AVC/H.264 | XAVC S: MPEG-4 AVC/H.264 XAVC HS: MPEG-H HEVC/H.265 | MP4 |
フレームレート | 1fps, 2fps, 4fps, 8fps, 15fps, 30fps, 60fps, 120fps, 240fps 240fps時のセンサー読み出し有効画素数1,420x804。[記録方式] が [XAVC HS 4K]、[XAVC S 4K]、[XAVC S-I 4K ]のときは240fpsの設定はできません。 | ||
ビットレート | XAVC S 4K 30p 100M 約100Mbps 24p 100M 約100Mbps 30p 60M 約60Mbps 24p 60M 約60Mbps | 全画素読み出しによる4K 120p記録に対応 最大1200Mbps のall-Intra記録が可能 ※約10%がクロップされる ※CFexpress TYPE A メモリーカード(VPG200以上)が必要 | Canon Log : OFF, HDR PQ : OFF 4K UHD(59.94/50.00fps)/IPB(標準) :約230Mbps 4K UHD(29.97/25.00/23.98fps)/IPB(標準) :約120Mbps 4K UHD タイムラプス動画(29.97/25.00fps)/ALL-I :約470Mbps フルHD ハイフレームレート動画(119.88/100.00fps)/IPB(標準) :約120Mbps フルHD(59.94/50.00fps)/IPB(標準) :約60Mbps フルHD(29.97/25.00/23.98fps)/IPB(標準) :約30Mbps フルHD(29.97/25.00fps)/IPB(軽量) :約12Mbps フルHD タイムラプス動画(29.97/25.00fps)/ALL-I :約90Mbps フルHD HDR動画(29.97/25.00fps)/IPB(標準) :約30Mbps Canon Log : ON, またはHDR PQ : ON 4K UHD(59.94/50.00fps)/IPB(標準) :約340Mbps 4K UHD(29.97/25.00/23.98fps)/IPB(標準) :約170Mbps 4K UHD タイムラプス動画(29.97/25.00fps)/ALL-I :約470Mbps フルHD ハイフレームレート動画(119.88/100.00fps)/IPB(標準):約180Mbps フルHD (59.94/50.00fps)/IPB(標準) :約90Mbps フルHD (29.97/25.00/23.98fps)/IPB(標準) :約45Mbps フルHD (29.97/25.00fps)/IPB(軽量) :約28Mbps フルHD タイムラプス動画(29.97/25.00fps)/ALL-I :約135Mbps フルHD HDR動画(29.97/25.00fps)/IPB(標準) :約30Mbps |
静止画撮影可能枚数 | ファインダー使用時:約610枚 液晶モニター使用時:約710枚 (CIPA規格準拠) | ファインダー使用時: 約510枚、 液晶モニター使用時: 約600枚 (CIPA規格準拠) | ファインダー[なめらかさ優先]設定時 約250枚(ファインダー撮影時) 約590枚(エコモード/ファインダー撮影時) ファインダー[省電力優先]設定時 約380枚(ファインダー撮影時) 約590枚(エコモード/ファインダー撮影時) ※ 常温(+23℃)、フル充電のバッテリーパックLP-E6NH使用時 |
連続動画撮影可能時間 | 約29分(商品仕様による制限) | ||
連続記録時間 | 実動画撮影時 ファインダー使用時:約115分 液晶モニター使用時:約125分 ファインダー使用時:約200分 液晶モニター使用時:約210分 | 実動撮影時(撮影、ズーム、撮影スタンバイ、電源ON/OFFを繰り返したときの撮影時間の目安) ファインダー使用時: 約80分、 液晶モニター使用時: 約95分 (CIPA規格準拠) ファインダー使用時: 約130分、 液晶モニター使用時: 約135分 | 常温(+23℃)合計約1時間20分 ※ 4K、動画サーボAF:しない、フル充電のLP-E6NH使用時 |
AFモード | AF制御自動切り換え (AF-A)/シングル(AF-S)/コンティニュアス (AF-C)/ダイレクトマニュアルフォーカス(DMF)/マニュアルフォーカス(MF) | ファストハイブリッドAF (位相差検出方式 / コントラスト検出方式) AF制御自動切り換え (AF-A) / シングル (AF-S) / コンティニュアス (AF-C) / ダイレクトマニュアルフォーカス (DMF) / マニュアルフォーカス (MF) | デュアルピクセルCMOS AF [静止画撮影] AF動作:ワンショットAF、サ-ボAF、AIフォーカスAF(シーンインテリジェントオート時) 手動ピント合わせ:対応 [動画撮影] AF動作:ワンショットAF、動画サーボAF 手動ピント合わせ:対応 |
AFエリア | ワイド(693点(位相差検出方式)/425点(コントラスト検出方式))/ゾーン/中央/フレキシブルスポット(S/M/L)/拡張フレキシブルスポット/ロックオンAF(ワイド/ゾーン/中央/フレキシブルスポット(S/M/L)/拡張フレキシブルスポット) | ワイド / ゾーン / 中央 / フレキシブルスポット / 拡張フレキシブルスポット / トラッキング | 顔+追尾優先AF、スポット1点AF、1点AF、領域拡大AF(上下左右)、領域拡大AF(周囲)、ゾーンAF、ラージゾーンAF(縦)、ラージゾーンAF(横) |
瞳AF | [静止画] 人物 (左右瞳選択可) / 動物、[動画] 人物 (左右瞳選択可) | ||
手振れ補正 | イメージセンサーシフト方式5軸補正(補正方式はレンズ仕様による) | イメージセンサーシフト方式5軸補正 (補正方式はレンズ仕様による) 補正効果 5.5段 (CIPA規格準拠、ピッチ/ヨー方向、Planar T* FE 50mm F1.4 ZA装着時、長秒時ノイズリダクションオフ時) | 最高でシャッタースピード8.0段分の補正効果が得られる5軸シフト式 |
シャッター | 静止画撮影時:1/8000-30秒、バルブ、 動画撮影時:1/8000-1/4(1/3ステップ)、AUTO 1/60まで、オートスローシャッター1/30まで | 静止画撮影時: 1/8000-30秒、バルブ、動画撮影時: 1/8000-1/4 (1/3ステップ)、AUTO 1/60まで、オートスローシャッター1/30まで | [静止画撮影]: メカシャッター/電子先幕設定時:1/8000~30秒(すべての撮影モードを合わせて)、バルブ 電子シャッター設定時:1/8000~0.5秒(すべての撮影モードを合わせて) [動画撮影]: 動画自動露出:1/4000~1/25秒 動画マニュアル露出:1/4000~1/8※秒 ※ 撮影モードやフレームレートによって変化する ※ ハイフレームレート[入]設定時は1/125 秒(NTSC)または1/100 秒(PAL) |
連続撮影速度 | Hi+:最高約10コマ/秒、Hi:最高約8コマ/秒、Mid:最高約6コマ/秒 、Lo:最高約3コマ/秒 | Hi+時: 最高約10コマ/秒、Hi時: 最高約8コマ/秒、Mid時: 最高約6コマ/秒 、Lo時: 最高約3コマ/秒 | 高速連続撮影+ :最高約12コマ/秒 (メカシャッター/電子先幕)※1 高速連続撮影:最高約8.0コマ/秒(電子先幕設定時) 低速連続撮影:最高約3.0コマ/秒(メカシャッター/電子先幕) 電子シャッター:最高約20コマ/秒 ※2 ※1 測定条件や撮影が遅くなる条件がある。 ※2 EF-Sレンズ使用時を除く。絞り開放時。 |
WiFi | IEEE 802.11a/b/g/n/ac (2.4GHz帯/5GHz帯) | IEEE 802.11b/g/n (2.4GHz帯) | |
Bluetooth | Bluetooth Specification Version 4.2準拠 (Bluetooth low energy 技術) |
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USB | マイクロUSB端子 | USB Type-C端子(USB 3.2) USB PowerDelivery対応 | 端子形状:USB Type-C 通信:SuperSpeed Plus USB(USB 3 .1 Gen 2)相当 用途:パソコン通信用 USB電源アダプター PD-E1による本体内充電・給電用 |
ファインダー | 1.3cm(0.5型)電子式ビューファインダー 約235万ドット | 1.6cm (0.64型)電子式ビューファインダー (Quad-XGA OLED) 約943万ドット | OLEDカラー電子ビューファインダー 0.5型 約369万ドット |
液晶モニター | 7.5cm (3.0型) TFT駆動 チルト 約92万ドット | 7.5cm (3.0型) TFT駆動 バリアングル 約144万ドット | TFT式カラー液晶モニター バリアングル 3.0型(画面比率3:2) 約162万ドット |
使用可能温度 | 0℃~+40℃ |
仕様を拝見して正直びっくりしました。
α7S IIIはとにかく動画に個体値を振ったような性能で最新技術もてんこ盛りです。特にCFexpress Type Aメモリーカードに対応する最初のソニーカメラということで4K120pに対応はさすがです。ビットレート1200Mbpsにもびっくり。
細かいですがEOS R6のWi-Fi規格が2.4Ghzなのに対しα7S IIIは2.4Ghz/5Ghz対応と一つ一つの規格がワンランク上と感じました。USB TYPE Cもα7S IIIはusb3.2に対応し、EOS R6はUSB3.1 gen2です。
もちろんα7S IIIの方が高額なので当たり前かもしれませんが。
EOS R6は価格を抑えつつも4K60pの動画撮影や秒間20コマの連続撮影など写真と動画の両機能を高レベルに搭載し写真機と動画機の丁度中間のようなスペックとなっています。
EOS R6の記録画素数は約6Kで手ごろな価格になっていることから同様の記録画素数を持つα7 IIIの立ち位置を狙っているのが分かります。EOS版のα7 IIIIとも言えます。